ロゴセラピーとは、その著書『夜と霧』で知られるヴィクトール・フランクルの創始した「意味」を軸にした心理療法です。
フランクルは自らの強制収容所体験の中でも、「いかなる状況下でも人生には意味がある。人生にイエスと言うことができる」という信念を決して捨てませんでした。
どんな人間にも、「何か意味のあることをしたい」「自分の人生を意味あるものにしたい」という「意味への意志」がそなわっています。そしてどんな苦悩の中にも人は何らかの「意味」を見出すことができるのです。
このロゴセラピスト講演会は、さまざまな分野で活躍するロゴセラピストが自分の体験をもとに、毎年オリジナルな考察を発表してきました。
ですから、これはロゴセラピーを全く知らない方にとっても、「意味を軸とするロゴセラピーの理論をどのように実践で活かすことができるか」を知ることのできる貴重な機会になることでしょう。




次回講演会




第16回ロゴセラピスト講演会(オンライン)

1日目:2024年8月31日(土) 16:00〜18:00

2日目:2024年9月1日(日) 16:00〜18:30




過去の講演会(終了しました)


第15回ロゴセラピスト講演会(オンライン)

1日目:2023年8月26日(土) 16:00〜18:00
<講演者>
村上優氏(ペシャワール会会長)
「一隅を照らす 中村哲医師がアフガニスタンで灯した明かり」

2日目2023年8月27日(日)16:00〜18:30
谷澤久美子氏(公認心理師/スクールカウンセラー/コミュニケーション講師)
「ロゴセラピーと共に伴走すること」

竹之内禎氏(東海大学准教授)
「司書教育に生かすロゴセラピー」

第14回ロゴセラピスト講演会(オンライン)

1日目:2022年8月27日(土) 16:00〜18:00
<講演者>
坂上和子氏(NPO法人 病気の子ども支援ネット 遊びのボランティア 理事長)
「高度医療の病院に入院するこどもたちと歩んで30年 〜夜と霧を抱きしめながら〜」

2日目:2022年8月28日(日) 16:00〜18:30
深野せつ子氏(NPO法人役員)
「障害のある方の存在意味」

智田文徳氏(精神科医)
「精神病院の息子に生まれて 〜状況からの意味を求め続けた25年の歩み〜」

第13回ロゴセラピスト講演会(オンライン)

1日目:2021年8月28日(土) 16:00〜18:00
<講演者>
向谷地生良氏(浦河べてるの家理事・北海道医療大学教授)
「当事者研究の世界〜にもかかわらず研究するという生き方、暮らし方」

2日目:2021年8月29日(日) 16:00〜18:30
森保香奈惠氏(協同組合 団体職員)
「<今、ここ>の態度を重ねて見えたもの」

脇坂盛雄氏(元製薬企業の品質保証担当)/C級ロゴセラピスト)
朗読/外国人への日本語支援/相談/入院児と遊ぶボランティア経験「入院児との遊びのボランティアからえられたこと 〜ロゴセラピーの視点から〜」

第12回ロゴセラピスト講演会

日時:2019年8月31日(土) 10:00〜16:00
場所:聖路加国際大学 大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター3210教室
<講演会>
和才恵理子氏(職業訓練法人日本技能教育開発センター専務理事)
「他者との関係性を生きる」
山本孝子氏(大学教員・公認心理師)
「ロゴセラピーの魔法—もう一人のフレデリックからの贈り物—」

<特別講演>
ドリアン助川氏(作家・歌手、日本ペンクラブ理事)「生きることのもうひとつの意味〜積極的感受〜」

第11回ロゴセラピスト講演会

日時:2018年9月1日(土) 10:00〜16:00(講演会)/2018年9月2日(日)10:00〜16:00(特別レクチャー)
場所:聖路加国際大学 大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター3210教室
<講演会>
林田憲明氏(医師・聖路加フレンズ代表)
「医師によるメンタルケアの試み」
河原理子氏(新聞記者『フランクル「夜と霧」への旅』著者)
「そこにいること。記者にとってのロゴセラピー」
ハロルド・モーリ氏(サイコセラピスト・サイコオンコロジスト)(逐次通訳:勝田茅生)
「21世紀におけるヴィクトール・フランクルの遺産」

<ハロルド・モーリ氏による特別レクチャー>
テーマ:「ロゴセラピーの原則を生きることで、どのように自分の人格性と自律性を成長させることができるか?」(逐次翻訳 勝田茅生)

第10回ロゴセラピスト講演会

日時:2017年9月2日(土) 10時〜16時(開場:9時半)
場所:聖路加国際大学 大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター3210教室
<講演会>
岩田考司氏(日本ロゴセラピスト協会事務局長、精神保健福祉士)
「心理療法の枠を超えたロゴセラピー」
白木福次郎氏(PO法人ほっぷの森理事長)
「ロゴセラピーとの出会い」

<特別講演>
オットー・チョック氏(南ドイツ・ロゴセラピー/実存分析研究所所長、哲学博士)「魂のなかの戦争の遺産」

第9回ロゴセラピスト講演会

日時:2016年9月3日(土) 10時〜16時
場所:聖路加国際大学402教室
<講演会>
浅村知美氏(臨床心理士)
「ロゴセラピーの学びと実践」
広野ゆい氏(DDAC代表、キャリアカウンセラー)
「苦悩とともに生きる? 当事者グループで生かすロゴセラピー」
山田圭輔氏(金沢大学付属病院准教授)
「ロゴセラピーを基盤としたがん哲学外来の活動」

<特別講演>
中谷剛氏(通訳・翻訳家、オシフィエンチム市在住)
「日本人としてアウシュビッツから学んだこと」

第8回ロゴセラピスト講演会

日時:2015年9月5日(土) 10時〜16時
場所:中野サンプラザ 8階 研修室1
<講演会>
深津孝雄氏(キャリアカウンセラー)
「老いを考える〜地域高齢者とともに歩んで〜」
牧野智恵氏(石川県立看護大学教授)
「病いと共に生きた少女の意味への意志〜“態度価値”に焦点を当てて〜」

<特別講演>
細谷亮太氏(聖路加国際病院 小児科医)
「子どもの”いのち”の傍らで」

第7回ロゴセラピスト講演会

日時:2014年8月30日(土) 10時〜16時
場所:中野サンプラザ 7階 研修室10
<講演会>
中瀬真弓氏(団体職員)
「一期一会の電話相談に活かすロゴセラピー」
新田幸代氏(クリニック保健師)
「町のクリニックの臨床とロゴセラピー」
國分振氏(NPO・団体職員)「老子とフランクル」
石木幹人氏(医師)
「フランクルと被災した私」

第6回ロゴセラピスト講演会

日時:2013年8月10日(土) 10時〜16時
場所:品川区総合区民会館「きゅりあん」6階大会議室
<講演会>
松井直美氏(キャリアカウンセラー)
「”社会に出るのがこわい若者”とロゴセラピー」
鈴木蘭花氏(会社員)
「みんなで白い石を探す 〜自助グループでのロゴセラピー〜」
渡辺祥子氏(フリーアナウンサー・朗読家)
「なぜ彼らは それでも人生にイエスと言えたのか〜3・11 震災後を生きる人々〜」
日下部元雄氏(立命館アジア太平洋大学客員教授・株式会社オープン・シティー研究所代表)
「子供の貧困と心の健康〜コミュニティー・カルテ調査による2都市の分析〜」

第5回ロゴセラピスト講演会

日時:2012年8月25日(土) 10時〜16時
場所:中野サンプラザ
<講演会>
北條久也氏(宮城県:教員)
「それでもイエスと言えたのか」
本多奈美氏(宮城県:精神科医)
「精神医療におけるロゴセラピーの意義〜意味を軸とした介入の有効性〜」
草野智洋氏(静岡県:大学教員)
「ひきこもりから見る現代社会〜舗道の敷石からモザイクの石へ〜」
中島三晶氏(東京都:自由人業)
「ポーランド人コルチャック先生からフランクル的な生き方について考える」

第4回ロゴセラピスト講演会

日時:2011年8月27日(土) 10時〜16時
場所:仙台市市民活動サポートセンター
<講演会>
佐藤幸男氏(看護師)
「被災者となって、支援という道標」
草野智洋氏(大学教員)
「ひきこもり支援に活かすロゴセラピー」
白木福次郎氏(NPO法人役員)
「大震災と自分」
河原理子氏(朝日新聞編集委員)
「被害者というラベル —フランクルと『人脈記 生きること』」

第3回ロゴセラピスト講演会

日時:2010年8月7日(土)午前10時〜午後4時半
場所:早稲田奉仕園 リバティー・ホール
<講演会>
岩谷真弓氏(コンサルタント)
「企業内人材育成におけるロゴセラピーの展開」
國分振氏(就労支援センターほっぷパートナー)
「就労支援の心理学ーロゴセラピー的視点から」
深澤国之氏(臨床心理士)
「内観療法とロゴセラピー −躁うつ病患者の事例に学ぶ−」

<特別講演>
梶川哲司氏(雑賀崎自然を守る会)
「はるかなるものへの思い−和歌山雑賀崎・夕日を見る会の活動から」

第2回ロゴセラピスト講演会

日時:2009年8月22日(土) 午前10時〜午後5時
場所:津田ホールT101-102(千駄ヶ谷駅前)
<講演会>
岡本哲雄氏(大学教員)
梶川哲司氏(高校教員)
菊池和子氏(大学教員)
平石純子氏

第1回ロゴセラピスト講演会

日時:2008年8月24日(日)午前10時−午後5時
場所:津田ホールT101/102(東京)
<講演会>
吉田香里氏(臨床心理士・精神保健福祉士)
牧野智恵氏(大学教員)
福江敬介氏(電話相談員)
山口浩氏(大学教員)
千葉征慶氏(産業カウンセラー)

講演会会場 場景